気になる単語日記

foosballという語はランダムハウス英和大辞典に載っていないようだ

8月 25th, 2010

今日、TechCrunch日本版で「YCが資金提供するKoduco、1台のiPadを使ったマルチプレイヤーゲームを開発中。「隣のあの娘」をゲームに誘うのにも使える?!」という記事を訳した。

1台のiPadを使って複数人で遊べるゲームを作っているサービスの紹介。ゲームは結構面白そう。

ただこの記事の本題は紹介したPongVadersじゃない(iTunes Link)。本記事中に登場したfoosballという単語。

最初はfootballの誤記かと思った(英文サイトの方にはたまにミススペルなどがある)。ただそうすると意味が通じない。それでfoosballをGoogleってみると、なんとテーブルサッカーのことなんだと。テーブルサッカーってのは下の動画にあるゲームのこと。

なんだかfoosballというスペルは「妙」な感じがするので語源をチェックしようとランダムハウス英和大辞典にあたってみた。ところがどうやら載っていない。ついでながらOALDにも載ってないみたいだ。

ネット上の辞書にも語源が載っていないのが多いんだけど、Merriam-Websterに語源が掲載されていた。

probably modification of German Tischfussball, from Tisch table + Fussball soccer, from Fuss foot + Ball ball
First Known Use: 1977

なるほどなあ。ドイツ語のフットボールをそのままテーブルサッカーの名前にしてしまったと。

初出が1977年というのはそれほど新しいというわけでもない。おまけにテーブルサッカー自体はメジャーなゲームで、手持ちの辞書に載っていない理由はちょっとわかりません。その辺を調べる気力はない夏の夜ではあります。ご存知の方はぜひ教えてくださいm(..)m。

「賭ける」という意味のpunt

2月 14th, 2010

PSU Puntsラグビーオタだった過去を持つので「パント」と言えばキックのこと(但し写真はアメフト)。

ランダムハウス英和大辞典でも、puntの第一義にはアメフトやラグビーのパントが掲載されている。あとメジャーな意味としては「パント舟」ってのものってる。OALDでは第一義が舟になっていて「a long shallow boat with a flat bottom and square ends whichi is moved by pushing the end of a long pole against the bottom of a river」と書いてある。

語源的には舟の方が原義らしいんで、フットボールのパントも、なんか「突っつく」ようなイメージがあるのかな。

ところでこのpunt には「賭ける」という意味がある。英国用法だそうで、小さな辞書には載ってないみたい。ただランダムハウス英和大辞典にはさすがに載ってる。但し「punter」はOALDにも載っている。

1 a person who buys or uses a particular product or service 2 a person who gambles on the result of a horse race

これを載せるならpuntとしての意味も載せりゃあいいじゃんと思ったりするがいろいろ都合もあるんだろう。

ちなみに「賭ける」の意味でのpuntの語源はフランス語のponterで、カケをする人というような意味もあるみたい。

SNSでの友達解除は「unfriend」~ Oxford 今年の単語

11月 18th, 2009

buildings around otemachiOxford Dictionary が選んだ2009年の言葉は「unfriend」なんだそうだ。

TechCrunch Japanで取り上げられた記事を見たときは、不況のあおりかなんかで友人関係が崩壊していく傾向があるのかと思ったよ^^。そうではなくてSNSでの話らしい。

CNNの記事によると意味は「To remove someone as a ‘friend’ on a social networking site such as Facebook」。そういうことなら納得がいく。

で、この unfriend だけど、もちろん普通の辞書には載ってない。じゃあ friend の動詞形はあるのかと見てみると、これは結構多くの辞書に載ってるね。手持ちの古い COD だと「archaic or poet」という注釈付きで befriend の意味だとなっている。

試しにランダムハウス英和大辞典もチェックすると「…の友人になる」の意味が「廃」の注釈付きで掲載されてる。ただこちらは廃語でない意味もあって「〈困っている人の〉友人として行動する、…に味方[助力]する」というのもある(但し「まれ」だと注釈がある)。

まああれだな。friend は一般的に動詞では用いないけど unfriend という語は認知されつつあると。SNS系では友達登録はなんとなく流れの中でやってしまう(?)ものだけど、解除にはより積極的な行動要因があって、そのために新しい動詞が生まれたってことかな。

尚、OALDの friend には名詞としての意味しか掲載されていませんでした。

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manhole って、そりゃそうか…。

4月 7th, 2009

manholeこの前、ちょっと格好良いマンホールを見つけた。「東京帝国大學」と書いてある。おまけにそのマンホールの行き先は「暗渠」だ。

こりゃ参ったよ。個人的にはツボに入りまくり。同行者の怪訝な表情をよそに写真に収めた。写真は当然 flickr に載せるわけだけど、タイトルでちょっと考えてしまった。「マンホールって英語でなんて言ったっけ?」。

いや、それはもちろん、どう考えても manhole なわけなんだけど、これまであまりに一般化した日本語名詞だから「マンホール」を「男の穴」という意味で考えたことがなく、ちょっと悩んだ。

悩んだ後 Merrium-Webster’s College Dictionary を見てみた。初出は 1793年。a hole through which one may go esp. to gain access to an underground or enclosed structure と書いてある。COD でも a covered opening in a floor, pavement, sewer, etc. for workmen to gain access とある。

そうだよなあ。「人がくぐり抜けるため」ってことなんだよなあ。考えてみりゃあそれしかないだろってくらい当たり前のことなんだけど、意識から抜けていたな。

ちなみに広辞苑もやってくれる。「下水などの導水管・管渠・ボイラーの掃除・点検のため、人の出入りができるように作った穴」。ちゃんと「人の出入り」を記してるあたり、気に入ったぜ^^。

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5 知ってるようで知らないマンホール

土筆は本当はなんと言おう? ~ horsetail

4月 2nd, 2009

horsetails先日、皇居の近くで土筆を見つけた。東京で見た土筆はこれが最初。

遠い昔はよく採っていたなあ。好き嫌いの多い自分では食えないんだけど、親が食していた。でも周囲の人に尋ねると「見たことない」という人から「食べられるわけがない」という人まで多数^^。食材としての土筆は地域限定なんだろうか。

で、flickr に載せるとき、タイトルにも悩んだ。ちょっと調べると horsetail とある。但しこの語、OALD には掲載されていない。さすがにランダムハウスには掲載されているけれど「トクサ」というのが第一義。さらに土筆の記述はなく「スギナを含む」という注意書きがあるのみ。「花の咲かない植物の総称」だとのこと。

ウィキペディアを見ると土筆(スギナ)は「生育には湿気の多い土壌が適しているが、畑地にも生え、難防除雑草である」とのこと。

む~ん。雑草だということで名前もないんかなあ^^? 自分では食べないから味を云々はしないけど、結構かわいい外見だと思うんですけどね。ただ中学生に写真を見せたら「気持ち悪いっ」と言ってた子もいたから、そういう感性もあり得るのかもしれません。

ちょっと土筆がかわいそうになりました^^。

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TOS とは…

3月 24th, 2009

ちょっと意外だったんだけど、OALD にはないんだよね>TOS。数年前からサイトの利用規約(Term of Service)の意味で多く使われるようになっていて、少なくとも数度は TOS ないし ToS 形式の略語で見たことがある。

OALD だとトーリー党の Tory の次は tosa。なんだこの日本語風の単語はと思ったら「a large strong dog originally kept for fighting」とあるから土佐犬のことだよね。だと思うんだけど originally from Japan なんて記述が全くないのが面白いな。おまけにランダムハウスには tosa なんて掲載されちゃあいない。

で、TOS のエントリはランダムハウス。

temporarily out of stock 一時在庫切れ;tricks off the street 《米俗》路上で売春婦を買った男

へ? って感じ。そうなのかと思って trick を見れば「売春婦の客」なんて意味があるんだな。turn a trick と言えば「客を取る」という意味だと。まあ trick はなんでもありみたいな単語だからしょうがない(?)か。

それはともかく。「利用規約」の意味の ToS は一時的な流行かな…。取りあえず簡単に見てみたところでは Term of Service の語義解説のようなページには行き当たらなかった。

昔から不思議だった borrow と lend

3月 23rd, 2009

高校時代だったかな。「ボロでも借りる」と、語呂合わせで borrow を覚えている人がいた。まあ一対の表現だから、一瞬混乱してしまうことはあるのかなと思ってた。

ただ、OALD にも WHICH WORD として、誤用頻度の高い語として掲載されているのはちょっと不思議だ。

borrow ・ lend
These two words are often confused. You borrow something from someone else, while they lend it to you

素直に入ればほぼ間違いようのない語だとは思うんだけど、覚えるためにいろいろな場面を想定するとちょっと間違ってしまいがちということなのかな。

どこかで borrow と lend の混用を「日本人の心性」に起因するものとして説明しているのを見たことがあるけど、どうやらそういうわけではないようですね(^^)。

なんで dust bowl で turned into desert になるんだろう?

3月 20th, 2009

a cat with a bike rider何を調べようと思ったのか、dust のページを繰ってた。すると出会ったのが dust bowl。名詞として「an area of land that has been turned into desert by lack of rain or too much farming」と書いてある。

書いてあるのはこんだけ。なんで desert な土地って意味になるのかわかんない。ちなみに COD には載っていない様子。

そういうときはランダムハウス。ってなわけで見ると大文字でエントリがある。

Dust Bowl 1 《the ~》1930年代に土砂嵐の被害を受けた米国中南部の大草原地帯 2《d- b-》1に似た乾燥平原地帯、黄塵地帯

ということだそうな。ほえ~、なるほど。

Google ってみると、いろいろな固有名詞や音楽なんかでも使われているそうな。いったいどんな状況だったのかってのはよくわかんなかった。

と、思いきや。ウィキペディアにエントリがあった。ああ、これは知らなかったのが恥ずかしい話なのかもしれないな。『怒りの葡萄』の背景にも Dust Bowl があると。より詳細な英語版はこちら

思わぬ勉強になりました。

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動詞の beard はあまり使わない?

3月 19th, 2009

toy lion本当は「share」という単語をちょっと調べようと思った。

でも share を見ると当然 lion’s share なんてイディオムが出てきて、そこから beard にやってきてしまった。と、言うのは to beard the lion in his den というイディオムがあるから。ライオン繋がりですね。

OALD を見ながら、そして参照の指示に従って beard に辿り着いたのに、実は OALD には動詞としての beard の言及はなし。性格に言えば「to beard the lion in his den」というイディオムの説明のみ。そっから類推せいということか、あるいは beard を動詞として使うのはイディオム形式以外ではほとんどないということか。

to go to see an important or powerful person to tell them that you disagree with them, that you want sth, etc.

ま、類推せいというなら類推できるけど…

もしかして「あまり使われない」ということであるなら斎藤 秀三郎には掲載されていなかろうと調べてみると確かにない。

COD(旧版)ならどうだと見てみると「oppose openly; defy」となっている。む。これはしかしなんで beard が oppose openly になるのかよくわからん。むしろ混乱してしまうかもしれない。それであれば OALD のイディオム限定の方がニュアンスが伝わりやすいか…。

ならばと重い小学館ランダムハウス英和大辞典第二版を見てみると、まあ当然だけどこちらの説明が一番詳しい。

1. …のあごひげをつかむ 2. …に大胆に立ち向かう、公然と反抗する(defy)

などと書いてある。やっぱこれが一番詳しいね。

ちなみにこの beard。名詞で使うのが一般的かと思うけどランダムハウス。11番目の語義として「キューバのカストロ首相(>CIA用語)」なんてのも掲載されておりました^^。

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辞書にねーっつーんだよ、そんな単語っ!>I qwned you boy!

8月 1st, 2008

いやね。日頃からミスタイプがないわけじゃないんだよ。

「そんなもん辞書に載ってねえじゃねえか。OALD ならまだしもランダムハウスにもねえっつーんだよどうしてくれるんだよ」な単語を使ってくれたのは TechCrunch、この記事の原文。

But it may not matter because a good-enough experience available via standard browsers may eventually qwn Second Life.

まあね。見た瞬間に笑えるからいいよ。どうせ own のタイプミスっぽいからいいじゃん。「おらおら。はやく直せよ」と思いながらリロードをかける。でも直らない。「む~ん」と Google に聞いても「日本語のページ」オプションをオンにしてると見つからない。「やっぱねーじゃんよ。それともなにかい、これは俺の愛するウェールズか何かの言葉かい」と。

で、結局 Google の日本語オプションをオフにしたらあった。やっぱり own から派生した言葉なんだって。でも派生の仕方がスゴイよ。

なんと、最初に生まれたのは pwn という語らしい。

Urban Dictionary ってところのエントリによると

Originally dates back to the days of WarCraft, when a map designer mispelled “Own” as “Pwn”. What was originally supose to be “player has been owned.” was “player has been pwned”.

で、pwn が一般化したと。日本にも「おかえり」を「ぽかえり」という文化(?)があったよね。「ぽかえり」の省略形の「ぽ」もよく見る。で、own → pwn と来たら、アルファベットで o, p, q なんだからと qwn という語もできたってーんだよな。

でさ。さっきの Urban Dictionary の定義がすごいよ。

The last level in the ownageology

ぶわっはっはっは。ラストレベルってなんだよ(笑)。こばぴレベルかよ(意味不明)。

てか、TechCrunch なんかで使われてるんだから、結構メジャーな単語なんでしょうね。知らなかったことは、まあ。反省するに吝かではない。

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むしろ日本語に驚いた動物としての ass

7月 15th, 2008

下品な言葉を取り上げて申し訳ない。ただ、ランダムハウス英和大辞典を見ていて日本語に驚いたから、、、

まずはいつものように OALD による ass の定義。

1 (NAmE, taboo, slang) = arse
2 (BrE, informal) a stupid person SYN fool
3 (BrE, old use) a donkey

えっと、3の意味に「old use」がついているのもちょっと意外な感じかな。

しかしもっと驚いたのはランダムハウス英和大辞典。ランダムハウスでは ass1 と ass2 に分かれていて、お下品な意味は2番目の方にまとめられてる。今回取り上げるのは1番目の方。

1. ロバ(驢馬): アフリカノロバとその家畜化したもの、およびアジアノロバ

むむ。「アフリカノロバ」と「アジアノロバ」って言葉。恥ずかしいんだけど聞いたことなかった。最初は誤植かと思ってしまった^^。しかしこれ、双方ともにウィキペディアに掲載されていて、亜細亜野驢馬や、阿弗利加野驢馬と書くんだそうで。むう、ってことは「野驢馬」ってのがあるわけだな? 思わぬ勉強になりました。

ちなみに雄は he-ass、雌は she-ass。子供は foal と言うのだそうです…。

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pediatrician なんて語がすっと出てくるんだろうか?

7月 14th, 2008

小学生だか中学生の頃、『スポック博士の性教育』とか流行しませんでしたか(笑)。実物をみたことがないんだけど、このスポック博士って、Benjamin Spock ですよね。今日は氏の「Common Sense Book of Baby and Child Care」という本が登場した日だそうで(62年前)。

それにしてもこのスポック博士。pediatrician だと書いてあるわけですよ。使ったことないけど調べたことはある。書けないけれど見たことはある。OALD の定義。

a doctor who studies and treats the diseases of children

まあ日本語で言えば小児科医。そういえばおくればせながら見終えた「ブラックジャックによろしく(ドラマ)」(さほど面白いとは思えなかった)の最終話も小児科で終わったんだったっけ。

それにしても。

ネイティブな方は子供が病気になったら「pediatrician に見てもらわなくちゃっ!」とか言うんでしょうか。なんかそういう文脈で使うには高級すぎる単語に思えるんですよねえ(単なる偏見)。child-care とかなんか、そんなゴマカシをしそうな自分がいるわけです^^。

元になる paediatrics の語源は

late 19th cent.: from paedo- of children + Greek iatros physician + -ics.

やっぱ、かなり偉そうな語源です(笑)。

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